りんたろうと愉快な仲間たち -15ページ目
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わるさ

10 ハムスターってすみっこがスキなんだけど、こないだ、家のうしろでがじがじしていたら奥さんにみつかってしまった。あのときはばつが悪かったなぁ。

のけぞり!

9  寝ているのに掃除されるといらいらしちゃう。だからこうやってじゃましてやるんだ。このふんを拾うシュガースティックも目障りなんだ。えいっ!

落ちたよー

8   こないだ、また落ちたよー。これはまぬけにも落ちる瞬間をとられた映像です。そのあとはまた、腰が抜けて、うろうろして今度はテーブルから落ちそうになったよ。


  こりないんだなー。

最近

7 最近、奥さんの仕事が忙しくなって、午前中、だんなさんのほうが僕の部屋の掃除をしてくれるんだけど、人間にとって、朝でも僕にとっては夜(しかも寝入りばな)なんだよねー。忙しいのは3月いっぱいだから我慢してるけどさ。


ほんというと、やっぱり迷惑かな?なんて思ってるんだ。

えさ箱の前で・・・

6 こないだ、たまたま外で散歩しているときに、奥さんのひざのうえにえさがたっぷり入ったプラスチックケースを発見!


ふたがあいていたから、急いでほほ袋にヒマ種とかかぼちゃの種をたくさんつめこんだんだけど、すぐ見つかって、ふたをしめられてしまった・・・。


これは僕がなごりおしそうにプラケースを眺めている様子・・・。


あれ以来、プラケースに遭遇することはないなぁ。

落ちた

5 トイレの上に登るってスリリングなんだよね。こうやって前扉のガラスが開いているときはどうしても外の世界が気になるんだ。


そして、案の定・・・このあと落ちたんだ。

好き嫌い

4 食べ物の好き嫌いについて話すね。ハムスターなだけにヒマワリの種はだぁいすき。


でも、身体に悪いからってあんまり食べさせてくれないのだ。


奥さんは身体にいいからって煮干を食べさせようとするんだけど、煮干は嫌い。


あと、くこの実ってやつもあんまりおいしくない。


この写真でぼくが食いついているのは、フルーツ。甘いものはだーいすき。


つい夢中になってこれにつられて、知らないうちにご主人さまの手の平の中ってこともあるのだ。

回し車です

3  うちにきてから10日位たったころです。ぼくの回し車を紹介します。


 えさを食べたり、毛づくろいしたり、たまにここで寝ます。


 寝るとだんなさんがちょっかい出してくるから、最近はお風呂で寝たりします。

回し車は好きだけど・・・

2

 今日、奥さんはぼくの飼育ケースの掃除の間、ぼくをこのハムスターボールに入れてしまいました。ぼくは回し車は好きだけど、このボールは嫌いなのに・・・。


 多分ぼくがいないほうが、掃除がしやすいのだと思います。

 全く・・・。でも今日はけっこう寝たから、運動は楽しいや。


奥さんより:

 ハムスターにハムスターボールを使う人は多いと思いますが、実際、ボールに乗って楽しんでいるものか、パニックになって動いているだけなのか、わかりません。


 本などにはパニックになっているだけなのでやめましょう、と書いてあるので、必要がなければ使うのはやめたほうがいいのかもしれませんね。私は、掃除のときはつい使ってしまう。


 ごめんね、りんたん。

ぼく、りんたろう

1  初めまして。ぼくは、ジャンガリアンハムスター・ノーマルの「りんたろう」です。

 今年の1月14日、猛吹雪の中、ご主人に飼われていまのおうちにやってきました。


 これからぼくの毎日を日記風にかいてみたいと思います。


 名付け親は、ご主人夫婦の奥さんです。ペットショップで目が合ったとき、ぼくは大好きな回し車に乗って遊んでいました。ぼくは、回し車に乗って遊ぶのが何より好きなので、そのペットショップでも、回し車は10匹くらいいる仲間達の誰よりも一番ぼくが使っていました。そんなぼくをご主人様は気に入ってくれたようです。


 りんは「輪」。回し車の輪(わ)です。たろうは男の子だからだそうです。「りん」だけだと、女の子みたいだからと言っていました。


 でも、だんなさんの方は「のんちゃん」とぼくを時々呼びます。それはただ、語感がいいからだそうです。そんなとき奥さんは怒ります。正直、ぼくはどっちでもいいです。


 話をちょっと戻して、まずは、僕がこのうちに来たきっかけと来た日のことをお話します。


 ご主人夫婦は奥さんのお姉さんが飼ったハムスター(名前はりゅーちゃん・パールホワイトの男の子)を見て、ハムスターが欲しくなったそうです。


 ハムスターを買いに行く日、1月14日は札幌は気象史上でもまれな巨大低気圧に北海道が襲われた日でした。


 雪よりも風が強く、猛烈な地吹雪の中、ご主人夫婦、奥さんのお姉さん、お姉さんの彼氏の4人は家を出ました。視界は真っ白。ただ、「ハムスターを買う」というだけで外に出るのはあまりにも無謀な日でした。4軒ほど、ペットショップを回りましたが、グッズはそろうものの、肝心の運命のハムスターにはめぐり合えません。


 昼間だからか、ハムちゃん達はみんな睡眠中。物色すら困難。4軒目で、なかなかめんこい(かわいい)ブルーサファイアのハムちゃんを見つけましたが、奥さんは買う決め手がみつからなかったそうです。次に向かったペットショップ屋さん。


 行く途中の道は強風のため、電信柱が倒れ、通行止めとなっていたり、これ以上の移動は危険と判断。回り道をして、ここが最後とだめもとで行きました。


結局、そこはお姉さんがりゅーちゃんを買ったいきつけのペットショップだったのです。


 ぼくはペットショップの売り場の真ん中のショーケースにいました。そしていつものように回し車に乗って遊んだり、毛づくろいしていました。奥さんは最初、パールホワイトやブルーサファイアのハムちゃん達を物色していました。すっかり夜になっていたので売り場のハムちゃん達はそろそろ活動的になっていたのです。その時、お姉さんとぼくは目が合いました。


 ぼくは一瞬「やばい」と思いましたが、金縛りにあったかのように動けません。そんなぼくを見つめ、お姉さんは奥さんを呼びました。奥さんは回し車の中で金縛りにあっているぼくに一目ぼれしちゃったようです。どんくさいぼくを「のんきな性格」と思い、こわくて手を出されても逃げようとしないぼくを「人懐こい」と思ったようです。そしてノーマルの割りには色白なぼくの毛色にも・・・。ぼくはまだ赤ちゃんでしたから、そのときはただ、こわかったのです。売り場の店員のおばさんは、同じくハムスターを買いにきた他のお客さんの接客に忙しかったので、奥さんの手の平にぼくを置くとどこかへいっちゃいました。


 でも、ほんというと、ぼくはあんまり人はこわくありません。だって、人間はぼくらに食べ物をくれたり、寝床を作ってくれたり、お水をくれるんです。自然界、まして北海道で、ぼくが生きていくには人間に飼われるしかないのです。ぼくは奥さんの手の平で、おとなしくしていました。時々動いたり手の平をなめてみました。だんなさんやお姉さんの彼氏になでなでされても、噛んだりなんかしませんでした。


 お姉さんのところのりゅーちゃんは噛むんだそうです。ぼくはりゅーちゃんのそんなところを尊敬しています。


 彼はいざとなったらひとりで生きていく強いハムなんだと思います。噛まないぼくをみんなは気に入り、奥さんの「買う!」の一言でぼくの運命は決まりました。


 だんなさんはとっても優しそうだけど、奥さんはちょっと強引でこわいなー、と僕は自分の運命を思いちょっとびびりました。店員さんが用意してくれた箱の中で、ちびってしまいました。


 そんなわけでショーケースの中のみんなとは突然のお別れとなりました。いつもけんかばっかりしているやつら、びびっていつも人間の手にかみつくあいつ、今思うとみんなみんな、いいやつでした。最後に噛みぐせのあるあいつには「そんなことばっかりやってると売れ残っちゃうよ」と、一言忠告したかったけど、そんな時間ありませんでした。ひそかに片思いしていた隣のケースのあの子には最後にかろうじてウィンクできました。奥さんが最後にもう一度ショーケースに戻してくれた時に・・・。そうして、ぼくは580円でいまのおうちに買われてきました。


 帰りの車の中で少し眠ったので気づいた時はもう家でした。


 何もかも新しいぼくだけのおうちです。これからどんな生活が待っているんだろう?


 それからこれまでいろいろなことがありました。奥さんやだんなさんとの生活は思ったより、楽しくて、今は満足しています。ちっちゃかった身体もずいぶん大きくなったと思います。


 ぼくの日記、不定期で掲載するけど、ハムスターの考えていること、興味のある方は暇つぶしにでも見てくださいな。あ、でもぼくはパソコンを打てないので口頭で奥さんに打ってもらっているの。奥さんの検閲が入っているから、本音ばかりとはいえないなぁ。これからもよろしくね。


 りんたろう


 奥さんより:

 りんたろうがこのうちにきて、まだ1ヶ月とちょっと。でもりんたろうは我が家になくてはならない存在となりました。けっこう好き嫌いがあって、最近は性格も少し頑固になりましたが、元気いっぱいで回し車をこよなく愛するりんたろうを私と夫は子供のようにかわいがっています。彼に癒されています。

 これから彼のかわいい写真も少しずつアップしていきます。ハムスターを飼えない方は写真だけでも癒されると思います。これからもこのページに遊びにきてくださいね。

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